九九 [文化と言葉]
日本語の九九って素晴らしいと思います。
うちの娘たちは、ここでは一応「算数(数学)得意」ということになっていますが、それはひとえに九九のお陰です。
九九は小学二年生で習うわけですが、掛け算って、ご存知のようにその後の算数、数学をやる上でも、日常生活の中でもとても重要な位置を占めています。
割り算だって掛け算がわかってないと割れないし、分数だって、最小公倍数だって掛け算使うし。
うちの子たちはこの掛け算の段階で、ほかのアメリカ人の子供たちがじっくりチャート(九九表)を眺めて、ひたすら覚えるのに対し、
「ににんが四、二三が六、二四が八・・・」と音で覚えているわけです。
「two by two eqaul four.」なんていうのより断然早い。
そんな訳で計算も速いし間違えも少ないし、小学校のうちから余裕を持って算数の授業を受けられるわけですから、苦手意識も持たずに来られています。
以前長女のクラス(小6)で九九の小テストがあって、50問くらい?(中途半端な数だった。7の倍数、49問? )を、長女はクラスで一番、約1分で解き終わり、二番の子がその1分後。クラスで一番遅かったのが8分?
もちろん長女はクラスメートから「すげ~!」という目で見られた訳ですが、
(問数を正確に覚えていないので、なんともいえないけれども)50問1分だったらきっと日本でだったらそんなもんだろうし(もっと早い子はいるでしょう)、もしそうでなくても二番の子がそれより1分も長くかかるなんてありえないと思う。
私は長女ではなく「九九、すげえ!w」と思ったのでした。
このエピソードを日本の知り合いや友達に話すと
「え?アメリカって九九無いの?」という返事が必ず返ってきます。
それに対する私の返答は
「だって、九九って日本語じゃん?」です。
そうなんです。この九九、日本語だからこその必殺技なんですよね。
数字を漢字で表すことができて、さらに読み方も変化させることが出来る。
聞くところによると韓国でも九九のようなものがあるらしいです。
インドは二桁の九九みたいなのがあるらしいけれども、それについては全く知りません。娘たちは「インドのはどういうのだろう?」興味を持っていますが。。
これも一種の語呂あわせか。。。
語呂合わせ利用しない派の私ですが、九九には大変私もお世話になっているのでした。
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初めまして^^私もアメリカで日本語教育を頑張っている者です。楽しくブログを拝見させて頂いています。
九九、すごいですよね!こちらの記事を読んだあと、庭仕事をしながら一の段~九の段まで暗唱してみたら、なんにも考えずにパパッと出てきました。小学生のころに歌で習う九九、一生ものですよね。
また遊びにきますね♪
by ごろり (2013-10-04 00:39)
ごろりさん
初めまして。コメントありがとうございます。
発見→返信が今頃になってしまってすみません。
九九はすごいですよ。
是非お子さんが習う年齢になったら覚えさせてあげてください。確実にMathが得意になりますよ^^。
でも、やっぱり家でだけの学習だと、自分たちが覚えたようには覚えられない(遅い/苦笑)ので、その辺は甘めに見てあげてくださいね~。
家庭での日本語学習、ママの頑張りがそのまま出ますので、押したり引いたりしながら是非続けてあげてください^^。
by ぐんぐん (2013-10-23 12:00)